2020年7月20日月曜日

FTR223に乗り始めて3ヶ月




インプレッションなんて大層なものではないけど、感想とか適当に書こうかなと。

バイクは昔でいうと「なんだ中免小僧か」という中型限定自動二輪、現代では普通自動二輪という免許しか持っていないので400cc未満のバイクしか乗れません。

そんなわけで今まではずっと○○400と付く車種しか乗ったことがありませんでした。
400でも180km/h出るし、普通の道を走るのも高速道路を走るのも必要十分な性能があります。
全く乗り換える必要もない性能なのですが、乗り換えるとしたら普通は大型にいって加速や高速域の安定性を求めると思いますが、僕はそうではありませんでした。

オフロード系のモトブログを観てしまったんです。
僕はネイキッドが好きなんですが、一つ不満があるとすれば砂や砂利で滑ってバランスを崩したら一発アウトということ。
約200kgの車体が斜めになったら足一本で支えることなんて出来ないですしね。

ということでオンもオフも走れるFTR223が良さげだなーと思って決めたわけです。


ようやく乗った感想なのですが、FTR223という名の通り223ccでおっそいです。
400ccからの感覚ということもありますが、追い越しなどの瞬時の加速が弱いのでもどかしい。

4気筒から初めての単気筒で振動が不安。
メーター読みで120km/hは出るけどGPSでの速度はきっかり110km/hが最高速。
風圧とかあるから±はあると思うけどこの速度域で巡航するとエンジン唸りっぱなしなので100km/hくらいがまぁ安心出来るくらいかな。

大抵の人のインプレでは90km/hが快適に走れるという感想ですが、自分はネイキッドで140km/hとかでも風圧で疲れるとかいうデリケートな感覚は持っていないのでFTR223は壊れなければフルスロットルでもいい振動です。


遅いけれど車体が軽いのはメリット。
原付と同じくらいの感覚で操作できる。
センターライン寄りからのUターンも余裕で出来ます。
むしろ普通の国道の1車線分あればUターン出来ちゃうのは色んな道を探索するのに便利。

デメリットとしては横風に煽られやすいというところでしょうか。
これも自分にはあまり苦にはならず、他の人が風強いからツーリング厳しいという時でも普通に走っちゃう自分にはちょっと煽られるな程度の感覚しか持っていないのでなんとかなるかなという感想。

最大のデメリットを挙げるとすれば、オンロード派の人からツーリングに誘われなくなることでしょう笑
のどかな道などでのんびり走っている車に追い越しを掛けなきゃいけない時とかタイミングをよく見ないと抜けない可能性もあって前の人に気を使わせまくっちゃいます。

追い越し、追い抜きときたらバイクのメリットすり抜け。
道交法的にはグレーだったり批判的な意見もあったりしますし、完全アウトな走行をする者もいます。
車から見ても人それぞれの感覚がありますよね。
自分も車は乗るので、車からの視点としては前がバイクだと車間が取りにくいというのもあり、安全なら前に行っちゃってほしいと思うこともあります。
自分自身すり抜けはちょっと怖いと思っているのでそんなにはしませんが、安全に行けるならイッテ( ゚д゚)(゚д゚ )ヨシと思います。

そんなすり抜けですが、FTR223の車体は細くて行きやすい感じですが、ハンドルは幅広です。
前に乗っていたCB400SFの時の幅が735mmだったのですが、FTR223は830mmあります。
CB400SFはメガホンマフラーだったのでハンドルが抜けても後ろをちょっと気にしないといけないですが、FTR223はハンドルさえ抜けられれば普通に行けます。
ということで短めのハンドルにすればすり抜けに関しては最強になれそうな感じですが、オフロードのハンドル操作でデメリットになるのでどうしようか思案中。
ハンドルも種類が多すぎて選び切れないという悩みもある。
そんなわけでハンドルは保留中。


そんなこんなで走ってみたいオフロード。
Flat Track Racerという名が付いているのだから(使命感)。

そんなことを言っても初心者も初心者、装備もないしタイヤのグリップの為にエアー抜きもめんどくさい。
フラットトラックということで車高もそこまで高くないし、フロントフェンダーもタイヤ間近、タイヤ自体もFTR223のノーマルなのであまりに凸凹どろんこだと厳しい。
普通でいい普通で。






早速林道という道を調べて突入。
最初はおっかなびっくり入っていったのですが、こういう道なら全然普通に走れる。

正直ね、バイクでこんな道を走って何が楽しいの?って思ってた。
楽しみ方はそれぞれだから僕が思ってる楽しさとは違うかも知れないけど、バイクでこんな道を走れてしまうということだけで楽しい。

オンロードバイクだったら車体を傾けないようにおっかなびっくり進まないといけないような道でも多少バンクしても楽々走れることにすげーってテンション上がった。


でも林道って雨風で状況が変わりやすくてすぐ通れなくなったりするのでガッカリすることもある。






木が道を塞ぎかけていたり塞いでいたり。
こういう細い木だったら力づくでどかしたり出来るけれど






こんなのが倒れてたらもうどうにもならない。
こんな道だし生活道路でもないから中々修繕することもなさげですしおすし。






崩落倒木でこんなになっているところも。
手前の木はなんとか超えられるけど、奥の木は車体の下が当たって超えられない感じ。
手前の木を乗り越えた時点で奥の木を超えないと真ん中から手前へ戻ることも出来なくて詰むので諦めた。

そんな難しい箇所があったりして「二度と来るか!!」と思ったりもするけれど、また走りたくなる不思議な魅力があるのが林道。

もっと本格的なセローとかそういうオフ車だったらこういうところも攻めていけるのかなーとか思うけど、8:2くらいでオンロードを多く走るので完全なるオフ車を持つのは厳しい。
でも先日走った林道を走破出来るくらいのポテンシャルはあるのでFTR223でも十分かなとも思う。
山の道なき道を行ったりとかはさすがに考えていないのでこれでいい。
なんだかんだ走り慣れてきたらさらなる刺激を求めてそういう方向性にいっちゃう可能性は無きにしもあらずだけど、無いことを願いたい。

バイク乗りって多少はいるけど、一緒に走るっていう仲間ってそんなにいないわけじゃないですか。
幸い僕の周りには数人いるのでツーリングに一緒に行こうと思えば行けるのですが、さすがに林道とか行こうって誘える人はいません。
林道となると道が細かったり動けなくなったり滑落したりという危険性があるので何人かで行ってトラブル時に助け合えるといいのですが、生憎そういった仲間はいません。
無茶をしないようにこれからも楽しんでいきたいと思います( *• ̀ω•́ )b




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2020年7月13日月曜日

千葉県内のちょっとハードな林道行ってきた(林道初心者視点)


この日、本当はアウディTTで林道など秘境を走破している不知火 翔湊(しらぬい かなた)さんがレポートした【千葉県】【林道】ドギツイ地割れ!東山線名無し分岐ダートをアウディTTで走破せよ!の東山林道を走ろうと思っていたんだけど、途中で面白そうな道を見付けてしまったのが運の尽き。

東側の方からちょっとした林道とか通りながら行こうかなと思っていて通りがかった千葉県長生郡長南町山内にあるホタルの里の看板。




前にいすみ市のホタルの里に行った時、着くのが遅すぎたのか(22時半頃)まったくいなかったのでやっぱり一年に一度は見たいなーと思いながら看板を眺めて一休み。





看板のマップを見ながら「現在地どこだよ」とツッコミを入れつつ辺りを見回していたら赤丸のところに何やら面白そうな道を捉えてしまった。





ということであの道を目指すために山内ホタルの里から南へ進み、あの山道を目指しました。





入っていったらダートで轍もあるし、たまには車も通っているんだろうと思った。
一番心配なのが行った先が民家の庭先だったりすると気まずいということくらいか。
あとはちょっと行ったらすぐ元の道に戻っちゃうとかガッカリね。





そんな心配も吹き飛ぶ道の荒れようになった。
確実にこんな道じゃ車は通ってないよね。





地図のマーカー倒木の位置はこんな感じで道を塞いでいます。
あちゃー、こりゃUターンかな~と思って近くまで行ってみる。





正面から見ると完全に塞がって見えたんだけど近くに行ったら2本の枝があって、手前の枝は左から抜けられ、奥の枝は下をくぐれる状態でここはなんとかパス。





そして最初の難所。
崩落したのか幅1メートルもない一本橋状態。





写真だと分かりづらいので動画も撮ってみた。
写真よりはどんな感じか分かりやすいと思う。

バイク教習の一本橋は余裕だけどリアルにこういうのを渡るとなると失敗した時のことを考えて怖気づく。
検定で脱輪はやり直しの利かない一発不合格、その意味はこういうことにあるよね。
リアルに失敗したら次はないかもしれないのだから。





と、そんなこんなでなんとかなるだろーとなんとか一本橋を渡ると割とすぐにまた2本の倒木がある。
倒木というか切り口切ってね?って感じです。




1本目は左から抜けられるけど2本目は右側じゃないと抜けられない。
間隔も微妙に狭いのでフロントを通してから降りて後輪を持ち上げて横にずらして横向きにしてクリア。


そして束の間のダートを楽しむと最大の難所が現れる。




見た目崩落して完全に道が塞がっているような状態で/(^o^)\オワタと思った。

とりあえず歩いて登ってその先を見に行くと普通に轍がある道があった。





向こう側に行ってみて逆側から見ると、ここを越えたとしたらもう戻ることは出来ない地形。





もしその先が完全なる行き止まりだったら詰む。
かといってUターンしてまた一本橋を下りで渡るのもちょっと躊躇する。

…俺割と運いいしダイジョブだろ

ということで決行。

最初の竹が並んでるところは竹の右側の土の部分を行こうと思ったのだけれど、車高が足りなくて登れなかった。

竹の上しか選択肢がないけど滑ったりずれたりしないかな?と思いながら一気に登ってみたら行けた。
誰かが通るために竹集めて橋にしたのかな。
といってもここまで来るのに結構動かせる木とか竹とか排除しながら来たから最近は誰も通った形跡はなかったのだけれど。





ここはもうアクセル開いて一気に登る。






登って降りた先は泥溜まり。

ここで見事にスタック。
後輪がホイールの縁まで埋まって前にも後ろにも動かせなくなりちょっと焦る。
10分くらい前後に力づくで動かしたりしたけど抜け出せない。
その辺に転がっている竹をタイヤの横に並べて後輪を持ち上げてそこに乗せる。
真後ろからキャリアを持って本気で持ち上げたら体がナンバープレートに当たって曲がった(;・∀・)
ここも一発勝負とばかりにアクセルを一気に開いて脱出。

あとはちょっと急な坂道を下ってクリア。




エアリズムのインナーが汗でぐっちょぐちょになるほど熱くなった。
ここは常に本気モードだったし。

たまにガチなオフ車乗りの動画見たりするけどそんな人たちにとってはここは普通に行けるのかな?
自分のようにダートた~のすぃ~くらいの人にはお勧めしないけどガチの人がどんな感じで走るのか見てみたい。

というかここまでに分岐2,3個あったからこっちが正規ルートではない可能性も。





そんなこんなでその先はめっちゃ草が道を塞いでいたり轍に水が流れてて深くなっているところがあったりもしましたが、なんとか下界に下りてきて民家のようなものが現れ一安心。

ごめんよ。まだ僕には帰れる所があるんだ。こんなにうれしい事はない。わかってくれるよね。ララァにはいつでも会いに…

こんな所二度と来るか!!💢

ということで最初の方は楽しかったけどこんなハードになるとは思わなかった。
パーッと行ってその辺のちょっとした林道走って林道東山線行って帰ろうと思ってたけどもうここで力尽きた。

正直ひとりで林道走るのってちょっと不安だよね。
泥溜まりに嵌った時とかもうひとりいればもっと楽に脱出出来たと思うし、ちょっとした滑落なら協力して引き上げることも出来るだろうし。

といっても気心知れた人とじゃないと中々一緒に走ったりしたくないし難しいところ。

まぁひとりで気ままに走るのが好きだから仲間なんていなくてもいいんだけどね。


そんなわけでもしここを走って動画を撮る、撮ったって方がいたら是非見せてくだしあ。

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